リモワの2016年頃以降のサルサ系スーツケースに使われているテレスコープハンドルを、一番上まで伸ばした際にロックしない症状の修理です。
テレスコープハンドル自体を交換する場合、2016年頃以降のリモワに採用されている新しいタイプのテレスコープハンドルは、それ以前のテレスコープハンドルとはハウジングの形状が異なっている為、2016年以降用のテレスコープハンドルを用意しないと交換できません。
新しいテレスコープハンドルが用意できなかった為、ハンドルを分解してロック不良の原因を探ります。

テレスコープハンドルのロック機構部分をパイプから押し出したところです。
白い樹脂製の部品がロック用パーツです。

今回は、片側のみロック不良だったので、片側のロック機構パーツを外します。

パーツとパイプを固定しているスプリングピンを押し出して、ロック機構部品を外したところです。
一見何の問題も無さそうでしたが、動作を確認すると、ロックする際に押し出される透明な凸型部品の押し出しが弱いようだったので、スプリングを伸ばして戻したところ、正常動作しているように見えたので、スモールパーツを戻してテレスコープハンドルに組み込み直しました。

修理後の動作確認では、テレスコープハンドルを最上段に伸ばした段階で、しっかりとロックするようになりました。しばらく様子見ですが、とりあえずこの状態でテレスコープハンドルのロック不良修理完了とします。