1990年代後半から2000年頃の古いトパーズやOPAL、リンボ等に取り付けられていた初期型50mmの双輪キャスター用に、ゴムタイヤを販売しています。(取付軸径φ11mm軸の直径50mmサイズの双輪キャスター専用です)
古いリモワのキャスターは丈夫で、キャスター自体は特に壊れていないけれども、タイヤ部分のゴムが劣化してボロボロになっていたり、取れてしまっていたりするものがあります。
古い部品なのでさすがにリモワ純正キャスターへの交換は困難になっています。
タイヤがボロボロになってしまっていても経年劣化によるものなので仕方が無いですが、キャスター自体は破損していないことが多いので、タイヤ部分のゴムだけ交換できればと考えていました。
キャスター本体を純正品で新品交換できれば一番良いですが、さすがに20年以上経過したモデル用の部品はなかなか見つかりません。代用品を使ってでも新品交換できれば良いですが、キャスターの車軸径が11mmというちょっと珍しい仕様なのでそのまま使える代用品も見つかりません。
そこで、取付軸径がφ11mmの初期型50mmキャスターのリモワのみですが、ボロボロになったゴムタイヤを綺麗に取り除くと、溝状になった箇所がありますので、ゴムタイヤの内側に段差を付けてここにゴムタイヤを嵌め込むことを考え、いくつかの試作品を作りました。

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上の画像は柔らかい天然ゴムで試作した初期Verのゴムタイヤですが、走行感が重く感じる他、簡単に嵌め込みできる分だけ簡単に取れてしまいましたので、製品版のタイヤゴム硬度は高めにしています。
また、元々のタイヤ部分が無くなってからもそのままゴロゴロ転がして、キャスター自体が削れて樹脂ホイール部分の直径が小さくなってしまっているものも少なくありませんので、そういった状態のキャスターでもタイヤが外れずらいようにタイヤの直径を小さめにしています。
ゴム自体の素材や硬度などを変えて複数種類の試作品を製作した結果、かなり取り付けずらいですが、インラインスケートのタイヤなどに使われているのと同じウレタンゴム素材で硬度の高いゴムを使用し、販売用の製品を作りました。
ゴムタイヤだけとしてはちょっとお値段が高いですが、古いリモワのキャスターのタイヤゴムがボロボロになっている場合はご検討ください。
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TOPAS等にφ11mm軸の初期型50mmキャスター用 交換用ゴムタイヤ
取付自体は結構というかかなり大変な作業です。
まず、劣化したゴムタイヤを綺麗に取り除く作業ですが、ゴムタイヤが本当に劣化して手で取れるくらいにボロボロになっていれば比較的簡単にきれいにすることができますが、かなり硬い状態で残っていると、ゴムタイヤを取り除くだけでかなり大変な作業です。
更にゴムタイヤの取付は、自転車用の樹脂製タイヤレバーなど、適切な道具を用意して作業しないと全く嵌めこむことができません。取り付けの際には見た目から想像する以上の力が必要です。

古いリモワの50mmサイズのキャスターでもすべてに適合するわけではありません。キャスターの外観から判断できますのでお手持ちのリモワのキャスターと見比べてゴムタイヤ取り付けの可否をご判断ください。
