旧型リモワのプルタブハンドル代用品
部品の入手ができなくなって久しいRIMOWAのプルタブハンドルですが、2018年3月から代用品の取付を試験的に開始しています。
特徴的な古いリモワのプルタブハンドルは、シルバー塗装やメッキ仕上げされているものもあり、金属素材だと思われている方も多いようですが、素材は樹脂です。経年とともに劣化・硬化が進み、ちょっとした拍子にクラックが入ってしまったり、台座が割れてハンドルが取れてしまうことがあります。
リモワのプルタブハンドルが取れてしまうと使い勝手が悪いどころか全く使えない状態になってしまいますが、プルタブハンドルの純正品は中古でも手に入らなくなってきていますので、リターンスプリングが折れた程度での交換はちょっともったいない感じですが、ハンドルが取れてしまった、台座にヒビが入ってしまいハンドルがいつ取れてもおかしくない状態になってしまったが、愛着のある古いリモワを使い続けたいといった場合は代用品ハンドルの取付をご検討ください。
可能性はかなり低いと思いますが、リモワが部品を再生産したり、状態の良い中古のプルタブハンドルが入手できた場合に、純正部品の取付が可能なようリモワ本体側の取付穴はできるだけ加工しないようにしています。(全て手作業の為、数mm程度の誤差が出ることがありますが、その場合はリモワ本体側の穴の位置をずらしたり広げることがあります。)
アルミ製のハンドルハウジングと樹脂製のハンドルハウジングで価格が異なります。
アルミ製ハンドルハウジングのプルタブハンドルリモワ
樹脂製ハンドルハウジングのプルタブハンドルリモワ
2018年7月現在で、5台ほど試験的に取り付け販売しています。
部品を手作業で削りだす作業等があるため、スーツケースをお預かりしての取付のみ対応となります。込み具合にもよりますが、スーツケースが当店へ到着してからおおよそ4週間程度で交換完了の見込みです。
旧型2輪リモワへのプルタブハンドル代用品取り付け例
プルタブハンドル仕様のリモワ
※代用部品の取付・使用はカスタマイズとなります為、未知の不具合が出る可能性がありますので予めご了承のうえご検討ください。
プルタブハンドル代用品部品セットについて
当ページのハンドル取付用部品は1点1点切削、削り出し、穴開け、雌ネジ切り、バフ掛け等の作業工程を経て製作しますので、部品単体での販売はできませんが、プルタブハンドル代用品を部品としてほしいというご要望を頂くことも多かった為、3Dプリンタで製作した樹脂製の代用品ハンドル取付ベースをテスト製作しています。
このページでご案内しているものとは全く異なりますが、部品点数が少なくなっていますので取付自体はこのページでご紹介しているハンドルよりも簡単にできるはずです。
プルタブハンドル代用品をご自身で取り付けることをお考えの場合は、プルタブハンドル代用品販売サイトの説明をご覧ください。
プルタブハンドル代用品部品セットの試験販売は2021年7月中を予定しておりますが、当店でのテスト結果次第では販売を取りやめたり、価格や内容の変更がある場合がありますので予めご了承ください。