リモワスーツケースの修理について
リモワのスーツケースで壊れやすい、キャスター(車輪)やTSAロック、ハンドルなど、ネジで固定してあり、トルクスドライバーで交換できるパーツは部品とトルクスドライバーがあればご自身で交換修理しやすい箇所です。
TOPASやステルス、クラシックフライトなどのアルミ製リモワのスーツケースには部品を固定するために中空リベットが多用されています。ご自身で修理を行う場合、中空リベットを使用した部品の取り付けはそれなりに難しいかもしれませんので若干見た目の綺麗さが損なわれますが、リベッター&ブラインドリベットを使うとかなり簡単になります。
リベット固定の部品でご自身での交換修理が難しい場合は、当店で修理をお受けしていますのでお気軽にお問合せ下さい。
修理に限らず、違うシリーズや色の異なる部品を取り付けたり、非TSAのロックをTSA対応のロックに交換するなどのプチカスタマイズも可能です。
リモワのゴム足交換修理
消耗しやすく取れやすいゴム足などのパーツはリベットで固定されていますので電動ドリルやリベットをかしめる道具が無いと部品の交換が難しい箇所でもあります。古いリベットを電動ドリル等で壊してから新しいリベットで固定します。
キャスター交換修理
スムーズに回転する双輪キャスターを採用した4輪のリモワは、一方でキャスター(車輪)が壊れやすいとも言われます。トルクスネジで固定されていますのでドライバーがあれば簡単に交換が可能です。
テレスコープハンドル交換修理
数年使っているとパイプ部分がひび割れたり、動きがスムーズでなくなってくるのがテレスコープハンドルです。
同じ形の同じ型番のテレスコープハンドル交換は比較的簡単に交換修理が可能です。但し、同じ型番のテレスコープハンドルの入手ができない場合が多々ありますので、その場合はアダプターを利用したり、パイプ部分のカットや穴開け加工が必要となります。
サルサハンドル交換修理
サルサのハンドルは リモワのサルサだけでなくTOPASなどにも使われているため、比較的ご依頼の多い部品ですが、ネジで固定されているだけなのでご自身での修理交換も容易な部品です。
古いタイプのサルサ用ハンドルが壊れて現行型のサルサ用ハンドルに交換する場合は、ネジやバックプレートなど追加のパーツが必要となりますが、それでも比較的簡単にできる部品交換修理だと思います。
TSAロックの交換修理
蓋をやっと閉めてロックした状態や重い荷物を入れた状態で強い力がかかると壊れやすいのがTSAロックです。
ロックが壊れての修理交換ももちろんですが、非TSAロックのコンビネーションロックをTSA対応のロックに交換も比較的簡単にできます。
ファスナーの交換修理
使うたびに必ず開けたり締めたりを繰り返しますのでどうしても壊れてしまうのがファスナーのつまみ(スライダー)部分です。無理に荷物を詰め込んた状態で多用するとチャック部分などのかみ合わせもスムーズでなくなります。
ポリカーボネイトの割れ(クラック)
リモワのサルサやリンボなど、ポリカーボネイト製の場合、長年使っていると力のかかる箇所にクラックが入ります。
テレスコープハンドルの取り付けネジ部分や使用するたびに力がかかる箇所はひびが入ったり、完全に割れてしまうことがあります。
ある程度の割れは裏側から同じ形状の部材をあてることによって補修できる場合があります。
※当店はリモワの正規取り扱い店ではありませんので予めご了承下さい。