古いトパーズなどのアルミモデルに付いている非TSAのコンビネーションロックをリモワ純正のTSA006ロックではなく代用品のTSA007ロックに交換しました。
一見するとリモワ純正のTSA006ロックと見分けが付かないため、TOPASに取り付けても違和感が少ないTSA007ロックです。
取り付けの際にはリモワ本体側の取付穴を広げたり、取付位置をずらしたりする加工が必要です。
電動ドリルや丸棒やすりなどの工具が必須となります。
また、一度加工してしまうと元に戻すことができませんので予めご了承ください。

元々はTSAの付いていない3連ダイヤルロックのTOPAS2輪トローリーです。

古いトパーズに付いてる金属製のロックです。

TSAの付いていないダイヤルロックをTSA007ロックに付け替えます。
下の画像が使用したTSA007ロックとロックフックのセットです。

TSA007ロックとリモワ純正の非TSAロックは、縦方向のサイズに違いがある他、裏側の取付穴位置などに細かな違いがあります。

取付穴位置は1mm程度以内の違いなので、取付穴を加工する際に誤差を修正するように加工します。
リモワ純正ロックの取付穴は、上下2段になっていますが、当店で把握している限りにおいてはトパーズ等のアルミモデルの場合、下段の穴を使用しています。
下段の穴を使用していないモデルの場合は、TSA007ロック(代用品)は取付できません。

ロックフック取付穴は、電動ドリル等で、5mm~5.2mm程度に広げる必要があります。

下の画像では取付穴を5mmに広げてロックフックを取り付けています。
ちょっときつめでしたが、強く押し込むだけでスムーズに取り付けできました。
TOPASに取り付けた状態のロックフック

TSA007ロック本体は、蓋と蓋の隙間を見ながらおおよそ2mm程度削って長孔加工したうえで取り付けています。(穴径4.2mmで削っています)
TOPASに取り付けた状態のTSA007ロック

今回のTSA007ロックへの換装では、ロックフックにワッシャーを挟まずに取り付けていますが、スムーズに開閉できていますが、TSA007は、非TSAのダイヤルロックに比べて、縦方向の長さが長い為、取り付けた際にロックフック側の受け皿部分にロックが干渉してロックフックが外れなくなることがあります。
その場合は、ロック本体側がロックフックよりも低くなるようにロック本体取り付け部分の周辺を押すことでロックフックから外れるようになります。
こういった状態の場合は、ロックフックの取付位置が高くなるように、1mm程度のワッシャーを挟んでロックフックを取り付ける必要があります。
ワッシャーを挟む必要があるかどうかは、リモワ本体の歪み等の変形具合によって異なりますので、個体ごとに確認が必要です。
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※TSA007ロック参考情報※
2022年7月現在、当店では試していませんが、リモワ純正のTSA006ロックと比較した場合、かなり各部のサイズが近いので換装可能ではないかと思います。


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